帯状疱疹の後遺症「神経痛」に要注意! ペインクリニックでの対処法とは|うえの台いたみと内科のクリニック|富木島町の内科・ペインクリニック

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帯状疱疹の後遺症「神経痛」に要注意! ペインクリニックでの対処法とは


帯状疱疹は、皮膚に現れる発疹や水ぶくれなどが目立ちますが、問題はそれだけではありません。発疹が治まったあとも、神経の痛みが長く続くことがあり、これが「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる後遺症です。


こうした神経痛に対しては、ペインクリニックでの専門的な治療が可能です。神経ブロック注射や症状に合わせた薬物療法によって、改善が期待できます。


■帯状疱疹後神経痛とは?ペインクリニックが対応する後遺症


帯状疱疹が神経にダメージを与えると、発疹や水ぶくれが治まった後にも痛みが続く場合があります。これが「帯状疱疹後神経痛」です。


ペインクリニックでは、この「痛みの後遺症」に対して、痛みの質や部位に合わせた専門的な評価と治療を行います。


◎帯状疱疹が治ったあとも続く「神経痛」

帯状疱疹は水ぶくれや赤みなどの皮膚症状が特徴ですが、炎症が神経まで及ぶと、皮疹が消えてからも神経痛が続くことがあります。顔や体幹、手足など、発症した神経の領域に沿って痛みが残り、日常生活に影響するケースもあるのです。


◎水ぶくれや皮膚の炎症が治まっても油断できない

見た目の皮膚トラブルが落ち着くと安心しがちですが、痛みは別経路で長引くことがあります。60歳以上では帯状疱疹後神経痛のリスクが高く、若い方でも強いストレスや疲労が重なると起こる可能性があります。


■帯状疱疹後神経痛の症状と生活への影響


帯状疱疹後神経痛は、症状の現れ方に個人差が大きいのが特徴です。ピリピリ、ズキズキ、焼ける、刺す、締め付けられるといった表現で語られることが多く、衣服や風に触れるだけで強い痛みを感じる「アロディニア」が出る場合もあります。


◎ピリピリ・焼けるような痛みが長期間続く

代表的な症状は、「ピリピリする」「焼けるような」「刺すような」痛みです。人によっては締めつけられるような痛みや、電気が走るような痛みを感じることもあります。痛みが長引くほど神経が痛みの信号を学習してしまい、さらに治りにくくなる悪循環が生じやすくなります。


◎不眠・集中力の低下・気分の落ち込みも

十分に眠れない状態が続くと集中力が落ち、外出や家事、仕事への意欲が低下してしまいます。痛みによる不安や落ち込みが重なると、心身ともに負担も増えるでしょう。


■ペインクリニックで可能な帯状疱疹後神経痛の治療


ペインクリニックでは、痛みの種類や強さ、生活への影響度を評価し、複数の治療法を組み合わせて進めます。


◎神経ブロック注射による即効性のある治療

「神経ブロック注射(神経ブロック)」は、痛みを起こしている神経の近くに局所麻酔薬やステロイド薬を注入し、痛みの伝わりを抑える治療です。


血流を改善し炎症を落ち着かせる作用も期待でき、痛みの軽減と日常生活の再開を後押しします。急性期から集中的に行うことで、帯状疱疹後神経痛への移行を抑えることが期待できます。


◎症状に応じた薬物療法(抗うつ薬・神経障害性疼痛薬など)

これらは神経の過敏を抑えたり、痛みの信号を脳に伝えにくくしたりする効果があります。場合によってはオピオイド系鎮痛薬を併用することもあります。


■神経ブロック注射の具体的な治療内容


神経ブロック注射は、痛みの部位に応じて狙う場所が変わります。安全性に配慮しつつ、効果と持続を見ながら回数や間隔を調整します。


◎顔・首・腕:星状神経節ブロックなど

顔面や首、上肢の痛みには「星状神経節ブロック」を行うことがあります。交感神経の過緊張を和らげ、血流を改善して痛みの回復を助けます。


◎胸部・腰部・仙骨部への硬膜外ブロック

胸や背中、腰など体幹部の痛みに対しては、硬膜外ブロックを使用します。これは背骨の周囲に薬剤を注入することで、広範囲の神経を鎮静化させる方法です。必要に応じて「神経根ブロック」でより絞った部位にアプローチすることもあります。


◎ブロック注射による血流改善と炎症の抑制効果

神経ブロック注射は痛みの伝達を抑えると同時に、患部の血流を良くし、炎症を落ち着かせることが期待できます。


帯状疱疹の急性期では週1回以上の頻度で数週間〜数ヶ月行うと移行予防が期待でき、発症から時間が経っている場合も、痛みの質に応じて効果の見込みを評価して実施します。


■ペインクリニックでの治療はいつから?受診の目安とは


帯状疱疹後神経痛は、早めの対応ほど治療の選択肢が広がります。皮膚の発疹が治まったあとも痛みが続く、軽い刺激でも強く痛む、眠れないほど痛いと感じたら、我慢せず相談してください。


◎痛みが続くと感じたらすぐに相談を

帯状疱疹の皮膚症状が治ったあとでも、痛みが数週間以上続く場合は、帯状疱疹後神経痛に移行している可能性があります。痛みが軽いうちに治療を始めることで、回復までの期間が短くなる傾向があります。


◎皮膚症状が消えたあとでも治療は遅くない

もし、すでに数ヶ月痛みが続いているとしても、治療を始めるのに「遅すぎる」ということはありません。神経ブロック注射や薬物療法によって、痛みの緩和が期待できるため、ぜひ一度ペインクリニックにご相談ください。


■痛みをあきらめる必要はありません。まず相談を


帯状疱疹後神経痛は、放っておいても自然に治るとは限らず、早めの治療がその後の生活に大きく影響します。当院では、神経ブロック注射や適切な薬物療法を通じて、一人ひとりの痛みに向き合っています。ひとりで悩まず、まずご相談ください。


うえの台いたみと内科のクリニック
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