ペインクリニックとは? 何を診る科でどんな治療が受けられるの?|うえの台いたみと内科のクリニック|富木島町の内科・ペインクリニック

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ペインクリニックとは? 何を診る科でどんな治療が受けられるの?


「腰が痛い」「肩がこる」「頭がズキズキする」といった症状に悩まされることは、誰にでもある身近な経験です。とくに中高年になると、加齢や運動不足、過去のけがなども影響して、痛みが慢性化することも少なくありません。


そうした痛みに対して「どの診療科を受診すればいいのかわからない」と感じたことはないでしょうか?そんなときに頼れるのが「ペインクリニック」です。


■ペインクリニックとは?痛みの原因と治療に特化した専門外来


ペインとは英語で「痛み」、クリニックとは診療所のことになります。つまりペインクリニックとは、痛みの診療を専門とする診療科です。


◎そもそもペインクリニックは何をするところ?

原因がはっきりしないけれどつらい痛み、他の診療科で改善しなかった痛み、長引く痛みなどに対応する専門診療科です。ただ痛みを一時的に抑えるのではなく、痛みの仕組みそのものにアプローチし、再発や慢性化を防ぐことを目的としています。


◎「痛みの専門科」が必要とされる理由とは

痛みは身体の異常を知らせる警告サインであり、重要な生体反応です。しかし、その痛みが長引いたり、必要以上に強く出るようになると、“警告”としての役割を終え、病的な状態へと変化します。


役割を終えた後も痛みが残り続けると、「慢性痛」として生活の質(QOL)を大きく損なうことに繋がります。痛みは単なる身体症状ではなく、心の状態や社会生活にも深く影響するものです。


痛みは、単純に「どこかが悪いから感じるもの」ではありません。神経の働き方、精神的ストレス、過去の痛みの記憶など、身体と心の両面が影響し合っているため、症状の背景は非常に複雑です。


ペインクリニックでは、こうした多様な要素に向き合い、一人ひとりの状態に合わせた治療を行います。


■どんな時にペインクリニックを受診すべき?


痛みは生活の質を下げ、日常動作や仕事、人間関係にも影響を与えます。生活に支障をきたすようであれば、ペインクリニックが力になれるはずです。


◎「どこに行けばいいかわからない痛み」こそ相談のタイミング

原因がわからないけれど、痛みやしびれが続いているという場合や、他の科で治療を受けたが改善が見られないというときは、ペインクリニックの専門的な診断と治療で改善が期待できます。


検査で異常が見つからないからといって、痛みがないことにはなりません。感じている痛みそのものをしっかりと受け止め、正しい治療を受けましょう。


◎がんによる痛みにも寄り添う。緩和ケアの一歩としての活用

がんに伴う痛みは、身体的なものに加えて、精神的なつらさも大きな負担となります。鎮痛薬の調整だけでなく、神経ブロックや心理的ケアも組み合わせて、がん患者様の痛みを軽減する取り組みを行っています。


緩和ケアの一環として、がん性疼痛の治療を受ける患者様にとっても、安心して相談できる存在です。


■ペインクリニックで診てもらえる主な病気


ペインクリニックでは、原因や症状が多岐にわたるさまざまな痛みの疾患に対応しています。中には、他の診療科では診断や治療が難しいとされるものも含まれます。


◎「神経の痛み」が続く― 帯状疱疹後神経痛・三叉神経痛など

帯状疱疹後神経痛は、皮膚症状が治まった後も神経が損傷を受け、持続的な痛みが残る状態です。また、三叉神経痛は顔に軽く触れただけで電気が走るような激しい痛みが生じる難治性の神経痛で、日常生活に大きな支障をきたします。


どちらも一般的な鎮痛薬では効果が薄く、神経ブロックや専門的な薬剤の使用が重要です。


◎「腰が痛い」「足がしびれる」― 脊柱管狭窄症・ヘルニアへの対応

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアは、背骨の変形や神経の圧迫により腰から下肢にかけて痛みやしびれが出現する疾患です。歩くと痛くなり、休むと和らぐという特徴を持つことがあり、高齢者に多く見られます。


神経根ブロックや硬膜外ブロックなどの治療によって、症状の軽減が期待できます。


◎「頭が痛いけど原因不明」慢性頭痛は脳だけの問題じゃない

片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛など、慢性的な頭痛にはさまざまなタイプがあります。原因が脳の病気でなくても、神経の過敏や血流の乱れが関与しているかもしれません。


薬物の調整だけでなく、交感神経ブロックやトリガーポイント注射なども併用し、痛みの軽減を図ります。


◎「肩が上がらない」「ひざが痛い」― 年齢とともに増える痛みへの対処

肩関節周囲炎(五十肩)や変形性膝関節症などは、加齢により関節や筋肉が硬くなったり炎症を起こしたりすることで起こります。


これらの疾患に対しては、痛みを抑えると同時に、リハビリによって可動域の改善を目指すことが重要です。


◎「理由がわからないけど痛い」CRPSなど複雑なケースにも対応

CRPS(複合性局所疼痛症候群)は、外傷や手術などをきっかけに発症し、持続的な激しい痛みや皮膚の変化、発汗異常などを伴う難治性の病態です。


原因がはっきりせず、診断も難しいことから見逃されやすいのですが、早期の治療が症状の進行を防ぐ鍵になります。神経ブロックや薬物療法、リハビリを組み合わせて治療を行います。


■ご自身の「つらさ」を我慢しないでください


腰痛や頭痛、肩こりなど、日常で感じるさまざまな痛みは、つい「年のせい」や「疲れのせい」と片付けられがちです。しかし、慢性的な痛みは放っておくと悪化し、生活の質を著しく低下させてしまいます。


ペインクリニックは、こうした痛みを専門的に診療し、原因を見極めたうえで神経ブロックや薬物療法など適切な治療を行う診療科です。


「どこに相談したらいいか分からない不調がある」「他院では改善しなかった痛みがある」という方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの痛みや不安に、私たちは全力で寄り添います。


うえの台いたみと内科のクリニック
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