頭痛で病院に行くなら何科? 慢性頭痛や原因不明の痛みはペインクリニックへ|うえの台いたみと内科のクリニック|富木島町の内科・ペインクリニック

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頭痛で病院に行くなら何科? 慢性頭痛や原因不明の痛みはペインクリニックへ


「頭が痛いけど、どの病院に行けばいいのかわからない」「忙しいし、市販薬でしのいでいる」という方は少なくないのではないでしょうか。


頭痛は誰にでも起こりうる身近な症状ですが、痛みが長引いたり、頻繁に繰り返すようになると、日常生活に支障をきたすこともあります。そんなときに迷いやすいのが、「頭痛で何科を受診すればいいのか?」という点です。


この記事では、頭痛の種類や治療法、受診のタイミング、ペインクリニックでできることまで、わかりやすく解説します。


つらい頭痛を我慢せず、自分に合った治療を見つけるためのヒントにしていただければ幸いです。


■頭痛で病院に行くなら何科?迷ったときの判断ポイント


頭痛の原因はさまざまで、命に関わるような病気が隠れていることもあります。適切な診療科を受診することで、早期の発見・治療につながります。


◎頭痛がつらいときに受診する診療科は?

内科や脳神経内科、脳神経外科の受診が一般的です。風邪のような体調不良にともなう頭痛であれば内科、めまいやしびれを伴う場合は脳神経内科、頭部の画像診断を受けたい場合は脳神経外科が適しています。


◎緊急を要する頭痛と、そうでない頭痛の違い

突然「バットで殴られたような激しい痛み」が出た場合や、言葉が出にくい、手足が動かないといった神経症状を伴う場合は、すぐに救急外来を受診してください。くも膜下出血や脳出血といった緊急性の高い疾患の可能性があります。


◎慢性的な頭痛や原因不明の痛みは「ペインクリニック」も選択肢に

慢性的な頭痛で薬が手放せない、どこに行っても原因がわからない、そんな場合には「ペインクリニック」も有力な選択肢です。痛みを専門に扱う診療科で、神経ブロックや注射治療なども行われています。


■知っておきたい頭痛の種類


ひと口に頭痛といっても、その種類や原因はさまざまです。まずはご自身の症状がどのタイプに当てはまるかを知ることが、適切な治療への第一歩となります。


◎命に関わる可能性もある「二次性頭痛」

二次性頭痛とは、くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎など、頭痛の裏に病気がある状態です。いつもと違う激しい頭痛、熱を伴う頭痛、急に発症した頭痛には注意が必要です。なるべく早く病院で検査を受けましょう。


多くの人が悩む「一次性頭痛」

「病気によるものではない頭痛」で、多くの方が悩まされています。片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などが代表的です。生活習慣やストレス、筋肉の緊張などが関係しています。


■慢性頭痛の片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛とは?


慢性頭痛にはいくつかのタイプがあり、それぞれ症状や治療法も異なります。特徴を知っておくと受診時にも役立ちます。


◎ズキズキする拍動性の痛みが特徴の「片頭痛」

片頭痛は、頭の片側にズキズキと脈打つような痛みが出るのが特徴です。吐き気や光・音に敏感になる症状を伴うこともあります。20〜40代の女性に多く、ホルモンバランスやストレスが関係しているとされています。


◎肩こりやストレスが関係する「緊張型頭痛」

頭を締めつけられるような痛みが出るのが緊張型頭痛です。首や肩のこり、長時間のパソコン作業、精神的なストレスなどが原因となります。比較的軽い症状でも、長く続くと日常生活に支障をきたすことがあります。


◎目の奥に強烈な痛みが走る「群発頭痛」

群発頭痛は、ある時期に毎日のように激しい頭痛が出るのが特徴です。目の奥をえぐられるような痛みで、男性に多く見られます。アルコールが引き金になることもあり、耐えがたい痛みが続くため、早めの受診が重要です。


■慢性頭痛は放置しないで。市販薬の使いすぎにも注意


「いつもの頭痛だから」と市販薬で済ませてしまう方も多いですが、注意が必要です。頭痛薬の長期的な使用は、実はリスクを高めることにもつながります。


◎薬が効かなくなる?「薬物乱用頭痛」のリスク

市販の鎮痛薬を長く使い続けると、かえって頭痛が起こりやすくなる「薬物乱用頭痛」になることがあります。この場合、いったん薬をやめる必要があり、専門的な治療が求められます。


◎こんな場合は一度医療機関へ相談を

  • 週に1回以上市販薬を服用している

  • 痛みがどんどん強くなっている

  • 薬の効果が薄れてきたと感じる


こうした場合は、自己判断せずに一度医療機関を受診してみましょう。


■ペインクリニックで行う頭痛治療とは?


ペインクリニックでは、薬を処方するだけでなく、痛みのメカニズムに直接アプローチする治療法を用いて、根本的な改善を目指します。


◎薬で痛みをコントロールする

片頭痛や緊張型頭痛に対しては、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やアセトアミノフェンに加え、抗うつ薬、抗てんかん薬、β遮断薬などを用いた予防的な治療が行われます。片頭痛発作時には、トリプタン製剤がで改善が期待できることがあります。


◎神経ブロック注射で痛みの悪循環を断つ

痛みの信号が脳に伝わる経路を局所麻酔で一時的に遮断するのが神経ブロック注射です。後頭神経ブロックや星状神経節ブロックなどがあり、痛みの悪循環を断ち切り、自律神経を安定させる効果も期待できます。


◎トリガーポイント注射で“コリ”からくる頭痛を改善

緊張型頭痛などに有効なのがトリガーポイント注射です。肩や首、後頭部などの筋肉のコリや圧痛点に麻酔薬を注射することで、筋緊張をやわらげ、血流を改善します。慢性化した頭痛の改善や再発防止にも有効です。


◎リハビリや生活改善で頭痛の再発を防ぐ

ペインクリニックでは、単なる対症療法だけでなく、頭痛の原因となる姿勢不良や筋肉のアンバランスに対してリハビリを行うこともあります。生活習慣やストレスとの関係も丁寧に確認しながら、根本的な改善につなげていきます。


■自己判断せず、慢性的な頭痛は専門医に相談を


頭痛は誰にでも起こる身近な症状ですが、放っておくことで悪化することもあります。市販薬でしのぐのではなく、慢性的に続く場合は専門医の診察を受けることが大切です。


ペインクリニックでは、薬に頼りすぎない治療も可能です。頭痛が気になる方は、まずは気軽にご相談ください。


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