慢性的な首こり・肩こりを解消! 病院での治療法と自宅ストレッチ|うえの台いたみと内科のクリニック|富木島町の内科・ペインクリニック

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慢性的な首こり・肩こりを解消! 病院での治療法と自宅ストレッチ


「朝起きた時から首が重い」

「仕事中、無意識に肩を揉んでいる」


首や肩の悩みは放置すると頭痛や手のしびれにつながることもあります。「いつものことだから」と我慢していませんか?


今回は、慢性的な首こり・肩こりについて、自宅でできる正しいケアと、それでも改善しない際に病院(ペインクリニック)でできることをわかりやすく解説します。


■その首こり・肩こり、ただの疲れで片づけないで


「ただの疲れ」と思っていても、体の中では「痛みが出る準備」がじわじわと進んでいます。


◎同じ姿勢が続くと、首と肩はじわじわ固まる

人間の頭は意外と重く、軽めのボウリングの球(約5kg)ほどあります。スマホやパソコンを覗き込む「前かがみの姿勢」を続けると、その重さを支える首の筋肉には相当な負担がかかります。


これが数時間、数日と積み重なることで、筋肉はカチコチに固まり、血行不良を引き起こすのです。


◎ストレスや睡眠不足で「抜けないこり」になりやすい

意外に思われるかもしれませんが、心と肩こりは密接に関係しています。ストレスを感じると自律神経が乱れ、体は常に「緊張モード」に…。


寝ている間も肩に力が入ってしまい、筋肉が休まる暇がなくなるため、朝から「抜けないこり」を感じるようになることがあります。。


◎痛いから動かさない、でますますつらくなる

痛みがあると、どうしてもその場所を動かさないようにかばってしまいがちです。しかし、動かさないことで筋肉はさらに硬くなり、老廃物が溜まって痛みの物質が出る…という「負のループ」に陥ります。


慢性化するのは、このループから抜け出せなくなっている状態なのです。


■揉むだけでは「こり」が戻ってしまう理由


「マッサージに行くとその時はいいんだけど…」という声を耳にします。なぜ、また「こり」は戻ってしまうのでしょうか。


◎マッサージで楽になるのに、すぐつらくなるのはなぜ?

マッサージは一時的に血流を良くしてくれます。しかし、こりの原因が「骨の変形」や「神経の圧迫」、あるいは「長年の姿勢のクセ」にある場合、表面を揉むだけでは根本解決にならないことも。


原因が残ったままだと、すぐに筋肉は元の硬さに戻ろうとしてしまいます。


◎湿布や薬が効くとき、効きにくいとき

市販の湿布や飲み薬は、一時的な炎症を抑えるのには効果的です。しかし、慢性化したこりには炎症だけでなく「血行不良」や「神経の過敏」が複雑に絡み合っています。


そうなると、薬を飲み続けても「なんとなく効いている気がするだけ」という状態になりやすいのです。


◎大事なのは「その場しのぎ」より、負担を改善すること

大切なのは、痛みを取り除くと同時に、筋肉や神経にかかっている「過剰な負担」を取り除いてあげることです。今の状態をリセットし、体が本来持っている「自分で回復する力」を取り戻すための準備をしていきましょう。


■自宅でできるのは、「強くほぐす」より「やさしく戻す」こと


自宅ケアのコツは、筋肉をいじめるのではなく、いたわることです。


◎温めたほうがいいこり、冷やしたほうがいい痛み

基本的には、慢性的な肩こりは「温める」ことで症状が和らぐことがあります。お風呂にゆっくり浸かって血行を良くしましょう。


ただし、急にズキッと痛み出した時や、熱を持っている時は「冷やす」のが効果的なケースもあります。ご自身の痛みの種類に合わせて使い分けましょう。


◎首と肩を軽くする、簡単ストレッチ

無理に伸ばす必要はありません。呼吸に合わせてゆっくり動かしましょう。


  • あご引きストレッチ

    背筋を伸ばし、あごを指で後ろに軽く押すイメージです。スマホ首の改善におすすめです。


  • 肩甲骨の上げ下げ

    肩をギュッと耳まで近づけて数秒キープし、一気にストンと脱力してください。これだけで肩のこわばりがほぐれやすくなります。


  • 胸開き

    背中で手を組み、胸を大きく開いて深呼吸しましょう。巻き肩を解消して首への負担を減らします。


  • ◎1日中がんばらなくても、こまめなリセットで変わる

    「毎日30分ストレッチしよう」と思うと、なかなか続かないことも。仕事の合間に1分だけ肩を回す、といった「こまめなリセット」のほうが、筋肉を固まらせないために大切です。


    ■こんな首こり・肩こりは、早めの受診を


    セルフケアで様子を見ていい症状と、医療機関に頼るべき症状、その境界線を知っておきましょう。


    ◎しびれ、頭痛、吐き気があるとき

    手の指がしびれる、力が入りにくい、といった症状は、首の神経が強く圧迫されているサインかもしれません。また、激しい頭痛や吐き気を伴う場合も、一度専門的な診断を受けることをおすすめします。


    ◎夜も痛い、だんだん悪化する、長く続くとき

    「夜、痛くて目が覚める」「湿布もストレッチも全く効かなくなってきた」という場合は、ただの肩こりではなく、頸椎の病気などが隠れている可能性があります。放置して悪化させる前に、痛みの専門家へ相談してみましょう。


    ■つらさが続くなら、当院でできることがあります


    ペインクリニックは、その名の通り「痛み」を治療する専門外来です。一人ひとりの症状に合わせて、複数の治療法を組み合わせた個別のアプローチを行います。


    ◎まずは、首・肩・神経のどこが原因かを見きわめる

    レントゲン検査や問診を通して、「どこが痛みの発信源なのか」を詳しく探ります。原因を特定することで、あなたに適切な治療法が見えてきます。


    ◎薬や処置で、痛みの悪循環を断ち切る

    市販薬にはない種類の内服薬を、症状に合わせて調整して処方します。


    また、微弱な電流を使って薬の成分を皮膚から浸透させる「イオントフォレーゼ」や痛む部位や知覚神経に電気刺激を与える「低周波治療器」など、体に負担の少ない方法で痛みを取り除いていきます。


    ◎注射治療が選択肢になることも

    「注射」と聞くと驚かれるかもしれませんが、頑固なこりには有効な場合があります。これらは痛みの「悪循環」を断ち切る手段として選択肢になるでしょう。


    • トリガーポイント注射

      こりの芯(引き金)に直接アプローチしてほぐします。


    • 神経ブロック注射

      興奮している神経を休ませ、血流を改善させます。


    ■我慢を続けるより、早めに整えるほうがラクになります


    ストレッチや生活習慣の見直しで、体は少しずつ変わっていきます。もしも「自分一人ではどうにもならない」と感じたら、いつでも頼ってください。早めに痛みの原因を取り除き、本来の毎日を取り戻しましょう。



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