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高血圧を放置するリスクとは?専門医が解説する合併症と予防法|うえの台いたみと内科のクリニック|富木島町の内科・ペインクリニック

〒476-0011 愛知県東海市富木島町東山田7番152

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高血圧を放置するリスクとは?専門医が解説する合併症と予防法

高血圧を放置するリスクとは?専門医が解説する合併症と予防法

「自覚症状がないから大丈夫」その考えに潜む注意点


健康診断で血圧の高さを指摘されても、痛みがないため様子見にしている方は少なくありません。高血圧は静かに進み、突然重大な事態を招くことがあります。この記事では放置に伴うリスクや受診の目安、今日から始められる予防法をわかりやすくお伝えします。


この記事の要点まとめ


  • 高血圧は自覚症状がないまま進行し、脳卒中や心疾患、腎臓病などのリスクにつながる可能性があります
  • 家庭血圧135/85mmHg以上などを目安に、血管脈波検査で状態を確認する方法もあります
  • 減塩や睡眠の工夫など日常習慣の見直しが、血圧管理の一助になります

高血圧を放置するリスクと「サイレントキラー」の真実

高血圧を放置するリスクと「サイレントキラー」の真実

高血圧が「サイレントキラー(静かなる病)」と呼ばれるのは、症状が出ないまま全身の血管を少しずつ傷めていくからです1。自覚がないぶん、対策が後回しになりやすい点に注意が必要でしょう。


自覚症状がないまま進行する動脈硬化のメカニズム


血圧が高い状態が続くと、血管の内壁は常に強い圧力を受け続けます。この負担で内壁が少しずつ傷つき、そこにコレステロールなどが入り込むことで、血管は硬く、内側も狭くなっていきます。これが動脈硬化です1。数年から十数年かけてゆっくり進むため、痛みなどの形で表れにくい傾向があります。「まだ大丈夫」と感じている間にも変化は進んでいる可能性がある、と知っておくことが大切です。


命に関わる重大な合併症(脳卒中・心疾患・腎臓病)


動脈硬化が進むと、脳の血管が詰まる脳梗塞や破れる脳出血、心臓に負担のかかる心筋梗塞など、命に直結する合併症のリスクが高まると考えられています2。腎臓の細い血管が傷むことで慢性腎臓病(CKD)へつながる場合もあります1。こうした病気の多くは前触れなく起こる点が、高血圧に注意したい理由です。日本高血圧学会も、臓器障害を防ぐために早期からの管理を重視しています3


働き盛り世代が知っておきたい社会的・経済的な影響


40〜50代の働き盛り世代にとって、突然の入院や後遺症は家計にも影響します。長期の休職による収入減、リハビリや治療の費用、ご家族の介護負担など、健康面以外の現実的な課題も考えておきたいところです。血管の変化は早い段階ほど改善の余地が期待できるとされており、健康寿命を守るためにも、症状がないうちからの向き合い方が一つのポイントになります。


受診を判断する血圧の数値基準と「手遅れ」を防ぐ精密検査


受診すべきか迷ったときは、まず数値を客観的に把握することが第一歩です。基準を知り、必要に応じて血管の状態を調べることで、早めの対策につなげられます。


家庭血圧と診察室血圧の正しい測定方法と診断基準


血圧には、自宅で測る家庭血圧と、医療機関で測る診察室血圧があり、それぞれ基準が異なります。目安は、診察室血圧が140/90mmHg以上、家庭血圧が135/85mmHg以上とされています3。緊張で医療機関だと数値が高く出る方もいるため、家庭での測定が重視されています。朝起きて排尿後、座って1〜2分安静にしてから測るのが基本です1。毎日同じ条件で記録すると、日々の変化が見えやすくなります。


血管のしなやかさを数値化する「血管脈波検査」の重要性


数値だけでなく、血管そのものの状態を調べることも役立ちます。当院では血管脈波検査を導入しており、血管の硬さ(動脈硬化の進行度)を客観的な数値として確認できます。あわせて心電図検査装置で心臓への負担も評価します。当院は痛みの治療から生活習慣病まで幅広く対応するため設備を取り揃えており、検査を通じてご自身の血管の現状を「見える化」することが、早めの行動を検討するきっかけになります。


受診をためらうご家族に放置のリスクを理解いただくための伝え方


健診で指摘されても受診をためらうご家族には、責めるのではなく「一緒に長く元気でいたいから」という気持ちを伝えるのが一つの方法です。数値やリスクを一方的に伝えるより、ご家族の生活や将来を守る観点から話すと、受け止めてもらいやすくなることがあります。「まず一度、検査だけでも」と受診のハードルを下げる提案が、行動の後押しになる場合もあります。


日常生活での高血圧予防と無理のない治療の選択肢


高血圧への対策は、特別なことばかりではありません。日々の暮らしの中の小さな工夫の積み重ねが、血管を守ることにつながります。


今日から実践できる減塩の工夫と交代勤務中の睡眠対策


血圧管理の基本の一つが減塩です。1日の塩分摂取量は6g未満が目安とされています1。麺類の汁を残す、味付けに酸味や香辛料を活用するなど、身近なところから始められます。野菜や果物に含まれるカリウムは塩分の排出を助けるとされ、バランスのよい食事が役立ちます3。夜勤を含む交代勤務の方は生活リズムが乱れやすいので、勤務明けは光を避けて休む、就寝前のカフェインを控えるなど、睡眠の質を保つ工夫も血圧の安定につながります。


「一度降圧薬を飲み始めたら一生やめられない」という誤解


「薬を始めると一生続けなければいけないのでは」と不安を感じる方は少なくありません。けれど薬はあくまで血圧を適切に保つための手段であり、生活習慣の改善によって減量や中止を検討できる場合もあります2。自己判断での中断は血圧の急な変動を招くことがあるため注意が必要ですが、医師と相談しながら調整していくものだと理解しておくと、過度に身構えずに済みます。


東海市で仕事と両立しながら通いやすい内科クリニックの選び方


通院を続けるには、生活リズムに合った医療機関を選ぶことが大切です。診療時間や検査設備の充実度を事前に確認しておきましょう。当院は東海市富木島町にあり、大型駐車場を備え、東海市・大府市・名古屋市南部などから通院いただいています。生活習慣病にも対応し、WEB予約もご利用いただけます。症状がなくても、まずは一度ご相談いただくことが、将来の健康を守る一歩になります。


よくある質問


Q. 血圧が高いのを放置しておくとどうなりますか?

A. 自覚症状がないまま動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病などのリスクが高まる可能性があります。症状がないうちからの管理が大切だといえます。


Q. 高血圧はどれくらい続くと注意が必要ですか?

A. 高い状態が長く続くほど血管への負担が蓄積します。明確な線引きは難しいものの、健診で繰り返し指摘される場合は早めに医療機関へご相談ください。


Q. 高血圧を長期間放置するとどうなりますか?

A. 血管や心臓、腎臓への負担が積み重なり、合併症のリスクが高まると考えられています。早い段階ほど生活習慣の改善による変化が期待しやすいとされています。


Q. 高血圧が進んだ場合、どのような症状が出ますか?

A. 頭痛やめまい、動悸などが現れることもありますが、多くは無症状です。だからこそ数値での定期的な確認が重要になります。


Q. 降圧薬は一度始めたら一生やめられないのですか?

A. 一概には言えません。生活習慣の改善により減量や中止を検討できる場合もあります。自己判断は避け、医師とご相談ください。


参考文献


1. 厚生労働省「健康づくりサポートネット(疾病・健康に関する情報)」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/

2. 厚生労働省(政策・健康情報の入口) https://www.mhlw.go.jp/

3. 日本齲蝕学会 https://www.jacd.jp/


長﨑 宏則

医師


うえの台いたみと内科のクリニック

院長

長﨑 宏則

▶ 監修者プロフィール

経歴
藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒
藤田保健衛生大学 麻酔・周術期管理医学講座
大同病院 麻酔科部長を経て、2023年うえの台いたみと内科のクリニック開設
上記の他に、日本ペインクリニック学会指定研修施設、内科・小児科・皮膚科・ペインクリニック医院に非常勤医師として勤務
資格・所属学会
【資格】
日本専門医機構認定 麻酔科専門医
日本麻酔科学会認定 麻酔科指導医
厚生労働省 麻酔科標榜許可(麻酔科標榜医)
厚生労働省 緩和ケア研修修了医
日本臨床栄養代謝学会 TNT研修修了医
臨床研修指導医
【所属学会】
日本麻酔科学会
日本臨床麻酔学会
日本ペインクリニック学会
日本疼痛漢方研究会
日本臨床栄養代謝学会